医療

麻疹(はしか)の症状と予防接種は?妊娠中の影響も調べてみた!

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8月14日に幕張メッセで行われたジャスティン・ビーバーのコンサートに、麻疹(はしか)の感染者が来場していたとして全国的に報道されています。

麻疹と言えば、昔は怖い病気として知られていましたが、現在そこまで騒がれることはなくなったように思います。

とは言え、感染すると様々な症状を引き起こし、特に妊婦は注意が必要です。

 

今日は、麻疹について調べてみました!

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もくじ

麻疹の感染や症状とは?

麻疹はウィルスによる感染症です。

感染力が非常に強く、インフルエンザ以上とも言われています。

患者数の半数が2才以下、中でも1才代が最も多いそうです。

 

主な症状としては、

・発熱(39度前後)

・咳

・結膜炎

・鼻水

・全身の発疹

など、発疹が出るまでは風邪と間違えてしまうようなものばかりですね・・・。

 

 

また、最終的な診断ポイントもあるようです。

発疹出現前後1、2日間に、口腔粘膜(臼歯きゅうしの横付近)に白い粘膜疹(コプリック斑)が現れます。この粘膜疹は麻疹に特徴的であるため、これを確認して麻疹と臨床診断されることがほとんどです。

 

その後、合併症を引き起こしてしまうことも。

中耳炎や心筋炎などの合併症を発症することがある。さらに、まれに中枢神経系合併症を起こすことがあり、うち20~40%に後遺症が残るという。また、幼児期に感染後、学童期になってから「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」という、進行性で致死的な中枢神経疾患を起こすこともある。

入院する確率は40%とか。

重症化の可能性が高いということですね。

 

感染経路としては、

・空気感染

・接触感染

・飛沫感染

という、おなじみ“感染病3点セット”的なやつですね・・・。

伝染りやすい病気は本当に厄介です・・・。

 

麻疹の予防接種は?

麻疹は2回のワクチン接種で95%の免疫ができると言われています。

日本は無料で受けられる定期接種の制度がありますが、接種の時期としては1才になってからのようなので、それ以前に感染させないよう注意が必要です。

 

もし発症してしまったら、基本的には対処療法しかない模様。

一応、患者と接触した後で麻疹含有ワクチンを打つ手段もあるようですが、結局のところ間に合わない場合が多いようですね。

 

妊娠中に感染した場合の影響は?

おたふく風邪や麻疹は、大人になってから感染すると症状がひどくなるという話を聞いたことがあります。

中でも、妊娠中の女性は特に気を付けなければならないようです。

 

妊娠期間中に感染すると風疹の場合のように先天奇形の増加はありませんが、30%くらいに流早産を引き起こすといわれています。水痘の時のように分娩直前もしくは分娩直後に母体が発症したときは先天性麻疹になる可能性があります。

 

また、予防のためのワクチン接種は妊娠中は出来ないようですので、心配な方は早目に接種しておくと良いでしょう。

その他、余計な感染リスクを避けるために人混みなどは避けた方が無難ですね。

 

感染者がコンサートに来場?

麻疹に感染していた人物は、兵庫県西宮市の10代の男性とのこと。

発症前にバリ島に行っていたそうで、帰国後に高熱や全身に発疹などの症状が現れていたにも関わらず、8月14日のコンサートに来場。

コンサート会場(幕張メッセ)以外に、関東近郊へも出かけているらしく、接触者はもはや把握しきれない状況に。

 

コンサートには約2万5000人が来ていたそうで、すごい人だかりになっていたことはおおよそ想像がつきます。

また、患者の男性は関西から観に来ていた訳ですから、公共の交通機関や宿泊施設を利用したことも考えられるでしょう。

恐ろしいことになりましたね・・・。

 

しかも、男性が医療機関を受診したのは19日。

外国から帰ってきて、身体中に発疹が出た時点で何らかの病気を疑うとは思うのですが、よっぽどコンサートに行きたかったんでしょうか。

理解できません。

 

ちなみに、男性の家族3人はすでに発症が確認されているとのこと。

感染系の病気は、身内が最も危険ですから・・・。

 

 

 

 

まとめ

実際コンサートに来場した人は気が気じゃないでしょうね・・・。

患者の男性は事の重大さを知るべきです!

二次感染者がいないことを祈りたいと思います。

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